【Unity】AR Foundationを使ってみる
AR Foundationとは Unity公式が提供するiOS/AndroidでARを扱うためのパッケージです。AR FoundationはARの機能自体は提供せず各プラットフォーム(ARKit/ARCore)を使用するためのインタフェースを提供しています。
公式のドキュメントは こちら 。
AR Foundationを利用する
Package Managerを使ってAR Foundationをインストールします。前述の通り実際にARの機能を使うにはARKit XR Plugin、ARCore XR Pluginも合わせてインストールすることになります。
今回は 3.0.0 Preview4 を選択してインストールします。ARKit XR Plugin、ARCore XR Pluginも 3.0.0 Preview4 をインストールします。
ARのセットアップ
ヒエラルキー上に
- XR->AR Session
- XR->AR SessionOrigin
の2つを作成します。AR SessionOriginの中にAR Cameraがあります。 元からあるMain CameraとDirectional Lightは不要なので削除しておきます。
ビルドできるようにする
ここでiOS、Android向けにビルドできるように設定します。
Android
Player Settingsを開いて
- Minimum API Level を24(Android 7.0)以上にする
- Graphics APIs から Vullan を消す
iOS
Player Settingsを開いて
- Camera Usage Descriptionを記入する
- ArchitectureをARM64にする
オブジェクトを置いてビルドしてみる
空間にオブジェクトを置いてビルドして実行してARを体験してみましょう。 配置するオブジェクトはAssetStoreから適当なものをダウンロードしました。
https://assetstore.unity.com/packages/3d/vehicles/land/car-20128
ヒエラルキー上に配置し、以下のように設定します。
- Position > Z : 1(目の前に置く)
- Rotation > Y : 180 (手前に向ける)
- Scale > X/Y/Z : 2 (今回利用したオブジェクトが小さかったため)
ビルドして実行してみましょう。カメラが起動し(かメラプレビューが表示され)、空間にオブジェクトが浮かんでいれば成功です。