Mac mini 2018 のメモリを自分で交換する方法

私はデスクトップマシンはMac miniと心に決めていてG4時代からMac Miniを愛用しています。 ※Mac miniが発売される前はPowerMacを使っていましたが 2012年モデルを発売日に購入し、2014モデルは発表されても2コアに(コア数だけ見ると)スペックダウンしていたのので2018年になっても使い続けていました。

I love Mac mini

いつモデルチェンジするのかとAppleの発表がある度に心を踊らせてはMac miniの新モデルは発表せずに枕を何度も濡らしたものです。そしてついに2018年10月30日(日本時間では31日にも食い込んでいましたが)に新しいMac miniが発表されました。しかもCore i7 の 6コア!もうこれは買うしかないでしょう。

Mac mini 2018のメモリ

Mac mini 2012から2014にアップデートされたときはメモリがオンボードになって後から交換することができなくなりましたが、今回2018でのアップデートではSO-DIMMが使われており自分でメモリ交換できるようになりました。SSDはオンボードなので交換はできません。後から後悔しないように必要だと思っている容量の一つ上を選択するのが良いかもしれません?!

分解するのに必要な工具

自分で交換できるようになりましたが裏蓋を開けるだけではダメで分解が必要になります。2014でのストレージの交換と同様にロジックボードを引き出す必要があります。Mac Mini の分解に必須なのがトルクスドライバーT5、T6(TR6)、T10です。次のようなドライバーのセットが一家に一台あると便利です。

  • ロジックボードを止めているネジ:T10
  • メモリのカバーを止めているネジ:T5
  • その他:TR6

次のトルクスドライバーセットがT5、T6(TR6)、T10すべて入っており便利です。

他に必要なのは裏蓋を開けるのに必要なクレジットカード(のような薄いカード)もしくはプラスチック製のヘラと、無くても精密ドライバーなどで代用はできますがロジックボードを取り出すのにU字型の工具(今回はこの工具を使わずともロジックボードを引き出すことができました)があると便利です。Mac mini 2012/2014で2台目のストレージを内蔵するときに使うキットがおすすめです。トルクスドライバーとヘラ、U字型の工具も付いているので便利です。

分解する

1.裏蓋を外す

ヘラのようなものでこじって外します。

2.アンテナプレートを外す

6つのネジをトルクスドライバーT6で外します。ネジは2種類の長さがあるので元に戻すときに間違わないように覚えておきましょう。

ネジを外した後一気に取り外してはいけません。アンテナケーブルが繋がっているため少しずらしておいて、端子を止めているネジを外して取り外します。

ネジを外したら横のコネクタを上に引き上げて外します。狭いところなのでピンセットなどを使うと外しやすいです。

3.ファンを外す

4つのネジをトルクスドライバーT6で外します。ネジを外したら気をつけながら持ち上げてコネクタも抜きます。2つのネジは斜めに止まっています。ただ少し上を向いているので工具は入れやすいです。

ネジを外したらコネクタを丁寧に取り外します。

4.電源コネクタとLED用のコネクタを外す

ここまで来たらもう一息です。電源コネクタとLED用のコネクタを取り外します。LEDに繋がっているコネクタは小さいので他のコネクタよりもさらに慎重に取り外します。

5.ロジックボードを止めているネジを外してロジックボードを引っ張り出す

トルクスドライバーT10でロジックボードを止めている2つのネジを取り外します。2014モデルなどではこの取り外した穴にU字型の工具を差し込んで引っこ抜きましたが今回は使わずに取り外すことができました。硬いようであればU字型の工具を使った方が良いかもしれません。

こんにちはロジックボードさん。

6.RAMを覆っているカバーを取り外す

トルクスドライバーT5でRAMを覆っているカバーを止めている4つのネジを取り外します。

これでRAMを交換することができるようになりました。RAMを取り替えたら逆の手順で元に戻しましょう。

まとめ

Mac mini 2018 は面倒ですが自分でメモリを交換することができます。Amazonなどで安くメモリを買って自分で交換することでCTOで増設するより安価に大容量メモリの環境を手に入れることができます。32GBもまだ高いので今は16GBを購入して将来64GBに買い換えるのもありかもしれません。

慣れればケーブルの外し忘れだけは要注意ですが10分もかからずに分解ができるようになると思います。SSDがオンボードになったメリットとして2014よりも分解が楽になったとも言えます。後からSSDの容量を変更できないのは正直辛いですが。